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タイ古式マッサージの創始者シバゴの医療技術

仏教の経典である『四部律』にシバゴは仏陀の主治医として登場します。そこには彼の医療技術の高さを物語る6つの逸話が書かれています。

第一の治療は、11年間にわたって頭痛に苦しめられてきた患者の鼻に、バターを元に作られた薬を使用してそれを吐き出させ完治させたという話です。

第二は、痔を患っていた北インドの王様ビンビサーラを温かい湯で満たした鉄槽の中に座らせ眠らせた後、患部を切除し消毒をほどこし完治させた話。

第三は、柱に縛り付けた子供のおなかを刀で切開し腸捻転症を治し縫合した話。

第四の治療は、頭痛に悩む患者に多量の塩分を含む食事をとらせ酒で酔わした後、頭蓋骨を開いて脳を取り出し、バターと蜜を使って脳を洗浄し縫合したお話。医療の中で最も難易度の高い脳手術です。

第五は、頭痛を患う薬嫌いの王様に薬を与える話。

そして第六に香や塗油などを使用した仏陀への治療の話が出てきます。

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タイマッサージの歴史と仏教

タイ古式マッサージの歴史を語る上で仏教について触れないわけにはいきません。2500年のその伝統は仏教と共に歩んだ歴史でもあるのです。

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