タイの宗教
国民の90パーセント以上が仏教(小乗仏教)を信仰していますが、現在テロが頻発しているマレーシア国境付近の南部地域ではイスラム教が圧倒しています。元々これらの地域にはパタニ王国というイスラム国家が存在していたのですが、18世紀にタイ軍が遠征を行いそして併合した歴史があります。
それ以降この地域の独立を求めて武力蜂起が多発する時代もあったのですが、1990年代には沈静化したように見えました。しかし政権が現在のタクシン首相に変わり、その強権的な政治手法が深南部を刺激し、自体は悪化へと向かってしまいます。イスラムの独立国家建設を叫ぶ過激派のテロは今もなお継続しています。